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本当の美しさを求めてーかぐや治療院

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アルツハイマー病の予防

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人類の長い歴史の中で、現代のような常に豊富に食物がある環境は非常にまれであり、私たちは長い間食物をなかなか得にくい環境にありました。そのため、身体は飢餓状態において、身体に蓄えた脂肪をもとに肝臓でケトン体(※ケトン体=脂肪酸から合成されるエネルギー源)をつくり、それを各細胞のエネルギーとして利用する仕組みになっています。
ケトン体の主な役割は生命の維持に欠かせない心臓や腎臓などの各種臓器のエネルギー源としての働きです。 
人体の活動における主なエネルギー源はグルコース(ブドウ糖)と呼ばれる糖分です。
ケトン体はこのグルコースが何らかの障害や疾患で生成されなくなってくると、その代用エネルギー源として誕生します。

血糖値の値が異常に低い数値を示すケースではエネルギー源としての糖分が不足します。 この時、肝臓では脂肪を分解し脂肪酸が生成されこの脂肪酸をエネルギー源として使用します。
 この脂肪酸は一定量を超えてくると分解され新たに「アセトン」「アセト酢酸」「β-ヒドロキシ酪酸」を生み出します。これらの成分がケトン体の正体です。

身体のエネルギー源として、優先的に使われるのはブドウ糖です。そのため通常、体内にブドウ糖が十分にあるときは、ケトン体が作られにくい特性があります。
しかし、ブドウ糖が体内にあるときでも、ケトン体を効率的に作り出す成分があります。それは「中鎖脂肪酸」です。
一般的な油に含まれる長鎖脂肪酸と比べて、同量の中鎖脂肪酸を摂取したときのほうが、約10倍も多くのケトン体が作り出されます。

中鎖脂肪酸は、ココナッツやパームフルーツなどヤシ科植物の種子の核の部分に含まれる天然成分で、母乳や牛乳などにも含まれています。
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ここで、脂肪酸を「長さ」によって分類すると、一般的な油に含まれる「長鎖脂肪酸」と、その約半分の長さの「中鎖脂肪酸」があります。
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中鎖脂肪酸は、水に溶けやすい糖などと同様に、小腸から門脈を経由して直接肝臓に入り、約5倍早く分解されてエネルギーになります。
一方、長鎖脂肪酸は小腸から消化・吸収されたあと、リンパ管や静脈を通って脂肪組織や筋肉、肝臓に運ばれ、必要に応じて分解・貯蔵されます。

中鎖脂肪酸の摂取が、短期記憶力にどのような影響を与えるか調査した研究成果がアメリカで報告されました。研究に参加したアルツハイマー病患者および軽度認知障害者のうち、中鎖脂肪酸を摂取したグループでは血中のケトン体の量が増え、記憶力の低下が抑制されていたのです。

この結果から、ブドウ糖が使えずエネルギー不足に陥り休眠していた脳細胞が、中鎖脂肪酸が生み出すケトン体をエネルギー源として、再び機能し始める可能性があるとして、脳機能の維持のために必要な中鎖脂肪酸の量や摂取方法など、さらなる研究が進められています。
高齢化に伴い増え続ける「認知症」。2012年に日本国内の65歳以上の患者数は460万人を超え、その予備軍である軽度認知障害(MCI)約400万人を併せると、65歳以上の4人に1人を占めています。
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「もの忘れ」と「認知症」の症状の違いを、食事の記憶で例えると、“何を食べたか思い出せない(もの忘れ)”と“食事したこと自体を忘れてしまう(認知症)”と表現されることがあります。ただ、認知症の初期症状はもの忘れに似ています。

認知症の中で最も多い「アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)」の特徴として、脳における異常なタンパク質の蓄積(タウ、老人斑など)や脳の委縮があります。さらに、アルツハイマー病の脳では、エネルギー不足に陥っている可能性があることもわかってきました。
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→Nature's Way社の液状ココナッツオイルには、同メーカーの固形ココナッツオイルよりもMCT(中鎖脂肪酸)を1.5倍多く含有しています。Non-GMO(非遺伝子組み換え)のココナッツから溶剤を使用せずに圧搾プレスによって抽出されたオイルなので、フレッシュなココナッツの香りを楽しむことができます。
MCT含有量が高いため、冷蔵保存しても固まることがありません。毎日の健康、ダイエットをサポートするヘルシーオイルとして、ドレッシング、ソースなど調理用に使用できます。


ココナッツオイルのにおいが嫌いという方は次の方法を試してみてください。
焙煎したコーヒーやココアにココナッツオイルを入れココナッツシュガーを入れてからレンジでチンしてみてください。においは気にならずに美味しくいただけます。また味噌汁に少量入れたりするのもお勧め。揚げ油として使うととてもからっと仕上がります。冷めても美味です。
明日葉は最近になっていろいろと研究が進み、健康面で期待される効果・効能も明らかになってきました。特に明日葉特有の成分であるカルコンにはさまざまな効能が期待されています。

・胃酸を抑える
・発がん性物質を抑える
・血圧を下げる作用
・セルライトの排出代謝、促進作用
・その他抗酸化作用

また、クマリンも明日葉には豊富に含まれており、クマリンはアルツハイマー型痴ほう症の予防効果があるといわれています。

脳の老化の予防
dementia201110_image01-pc.jpg→就寝前のスクワット20回で脳の活動を高めることができます。ダンベルを持つとより効果があります。
大きな筋肉を動かしたときほど、脳の活動は高まります。ですから、体の中でもっとも大きな筋肉である太ももの大腿筋を積極的に動かしましょう。 おすすめのタイミングは、夜寝る前。脳は睡眠中に記憶を定着する仕事をするので、軽い運動をして質のよい睡眠がとれればより効果的です。

東京大学大学院農学生命科学研究科とキリン株式会社、小岩井乳業株式会社は、カマンベールチーズの摂取がアルツハイマー病への予防効果があることを確認し、さらにその中に含まれる有効成分として「オレイン酸アミド」と「デヒドロエルゴステロール」を発見しました。この研究結果は米国科学誌『PLOS ONE』(2015年3月11日号)に論文として掲載されています。

チーズなどの発酵乳製品を摂取することにより老後の認知機能低下が予防されることは疫学の分野では報告されていましたが、認知症への予防効果のメカニズムや有効成分はよくわかっていませんでした。今回の研究により、カマンベールチーズがアルツハイマー病に効くメカニズムが明らかになってきました。

■カマンベールチーズのアルツハイマー病への科学的効果

アルツハイマー病の原因物質と考えられているものに「アミロイドβ」というものがあります。アミロイドβとはタンパク質の一種で、アミノロイドβは脳内に過剰に生産され蓄積すると老人斑(タウ)とよばれる凝集体(毒性があって脳細胞が死滅します。)が形成されます。アルツハイマー病の患者の脳には、多数の老人斑がみられることがわかっています。

今回の研究では、アルツハイマー病モデルマウスにカマンベールチーズから調整した餌を摂取させると、脳内のアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβの沈着が有意に抑制され、脳の炎症症状が緩和されることが確認されました。

さらに、有効成分としてカマンベールチーズに「オレイン酸アミド」と「デヒドロエルゴステロール」が含まれていることを発見しました。オレイン酸アミドは、脳内のアミロイドβなどの老廃物を除去する役割を担うミクログリアと呼ばれる細胞を活性化しながら抗炎症活性を示す成分です。デヒドロエルゴステロールにも抗炎症活性作用があることがわかっています。これらの成分は、チーズに含まれる白カビの発酵過程で生成されたものと考えられています。

今回の研究により、カマンベールチーズによるアルツハイマー病への予防効果が科学的に裏付けられたともいえるでしょう。今後の認知症解明への進展にも期待が高まっています。




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